中野区 25年度の入札全体落札率 金額ベースで97%

東京

中野区の入札落札率

 中野区は、2025年度の工事請負契約や入札実施状況を公表した。全体落札率は金額ベースで97・1%(前年度90%)、件数ベースで96・3%(同97%)だった。また、工事請負契約金額は209億5275万円で、4年連続の増額となった。  全体落札率を詳しく見ると、20~24年度の平均全体落札率は金額ベースで95%、件数ベースで96・4%、おおむね例年通りだった。また、土木、建築、設備、造園など、業種別の落札率に大きな違いはなかった。  25年度の工事請負発注予定額は215億6958万円で、実際の契約金額との差額は6億1683万円だった。20年度は3億1362万円、21年度は3億2068万円、22年度は3億3592万円、23年度は2億7469万円、24年度は2億6756万円で、25年度の差額はこれまでと比較して大きくなっている。  25年度の落札率99%以上の割合は全体で16・3%だった。20年度は30・2%、21年度は18・3%、22年度は26%、23年度は19・6%、24年度は33・9%で、過去5年間よりも低くなっている。業種ごとの落札率は、過去3年間で土木が一番高かった。同一業種の同日開札を避けたことで、入札参加事業者が複数案件の入札に参加でき、競争原理が働いたことが原因と区は推測する。  入札参加者の平均数は、区内制限付きが3・7者、区内制限なしが4・5者、JVが2者、全体平均が3・5者だった。区は「入札の参加者数の適正を定義することは難しいが、いずれも2者以上の参加しており、一定の競争原理は働いたことに関しては適正だと考える」とコメントした。  不調打ち切りの件数は18件で、24年度の12件と比較し増えているが、23年度以前の件数とほぼ同等で、元の水準に戻った。これに関して、区は資材高騰による予定価格と入札金額の乖離(かいり)や、技術者不足が要因と見ている。  25年度の不調打ち切り18件のうち、予定価格が最も大きかったのは一般土木工事の「特別区道45―290バリアフリー化改良工事」で、2億1542万円だった。業種別に見ると、電気が5件、建築・空調・造園が3件ずつ、一般土木が2件、機械器具設置と給排水衛生が1件ずつとなった。