ピアザ淡海利活用の事業者選定支援のプロポ

大阪
 ピアザ淡海の利活用を検討している滋賀県など4団体で構成するピアザ淡海あり方検討会議(事務局・滋賀県総務部)は、現行施設を民間事業者に売却して利活用を図る方針を決めた。民間事業者の選定から建物の引き渡しなどを円滑に行うため、事業者選定支援に係る業務を公募型プロポーザルで委託する。  主な業務内容は、事業条件などの整理(公募に向けた法的・技術的課題など対応方法の検討・整理)、募集要項などの作成支援、要求水準書の作成支援、事業者選定基準の作成支援の他、事業者の募集・個別ヒアリング・選定業務の支援など。納期は2026年10月30日。予定価格は2160万9000円(税込み)。  参加申請や企画提案書などは5月23日午後5時まで受け付ける。同月28日に予定している審査会でプレゼンテーションによる審査を行う。  ピアザ淡海の在り方方針としては、建物の全部を民間事業者に売却し、土地は定期借地権を設定する。ホテルピアザびわ湖(共済宿泊施設)と県民交流センター(ピアザホールなどを備えた県民交流施設)は宿泊施設を中心に会議室やテナントなどを併設する民間施設として利活用するとともに、共済組合との連携を図る。自治研修センターは継続可能で適正な条件となる場合には、規模を半分程度に縮小し賃借して運営する。県民交流センターは廃止し、パスポートセンターは27年4月以降に医療福祉拠点に移転する。施設規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上10階建て延べ2万6399平方㍍。  所在地は大津市におの浜1ノ1ノ20で、敷地面積は6048・97平方㍍。用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)。JR膳所駅から北に約1200㍍の立地。