茨木市 中央公園P―PFIの市場調査
大阪
中央公園(対象エリア)の位置図
茨木市は、市役所や文化・子育て複合施設「おにクル」の北側に位置する中央公園内の約5300平方㍍の区域を対象に、Park―PFIの活用に向けたサウンディング調査を行う。市民会館跡地エリア第二期整備基本計画で示したコンセプト「share to link」を踏まえ、官民連携事業として、飲食店(レストラン)、ストリートスポーツ利用などを想定した「活動系」エリアなどを整備する提案を求める。
事業者は、公募対象公園施設と利便増進施設の設置・管理運営、特定公園施設の設計、建設、譲渡、指定管理区域の管理運営の各業務を一括して行う。
公募対象公園施設は、便益施設として飲食店の提案を必須とする他、公園施設の利便性や利用促進に寄与する施設の提案が可能だ。飲食店と一体的な建物として整備することもできる。
特定公園施設は、「活動系」エリア、休養施設(休憩所、ベンチなど)、敷地間の動線を確保する施設、植栽、各種防災施設、トイレ、自転車駐輪スペースなどの提案を必須とする。この他、屋根付き広場やデッキなどが任意提案施設となる。
■26年度に事業者を募集
サウンディングへのエントリーを6月5~11日に受け付け、同月23~27日に対話を実施、7月中旬に結果を公表する。企業単独またはグループでの参加を求める。
調査結果を踏まえ、2026年度に公募設置等指針を策定し、事業者の募集を開始する見通し。26年10月ごろまでに事業者を選定する。27~28年度に施設の設計・工事を行い、29年4月から供用開始するスケジュールを見込む。
公募設置等計画の認定の有効期間は27年3月から49年9月末までの約22年6カ月間。また、公募対象公園施設の設置管理許可期間は、29年4月から39年3月末までの10年間で、更新を申請することにより49年3月末まで延長することが可能だ。
中央公園(茨木市駅前4ノ7他)は、面積約2㌶。主な公園施設はグラウンド、芝生(天然・人工)、広場、モニュメント、防災倉庫など。対象エリア内の福祉文化会館は25~26年度に解体設計・工事を行う予定。
用途地域は商業地域。Park―PFIを想定した建ぺい率は12%、容積率は400%となる。