滋賀県 水産試験場整備のCMをプロポ 

大阪
 デザインビルド方式で水産試験場本館等整備を計画している滋賀県は、同事業に関するCM(コンストラクションマネジメント)業務を委託する公募型プロポーザルを公告した。単独またはJVでの参加を求める。また、認定コンストラクション・マネジャー資格を有する監理技術者の配置や業務実績などの条件を設定している。  プロポーザルに参加を希望する者は、参加申込書を6月9日午後5時、企画提案書などは6月30日午後5時までに提出。プレゼンテーションによる審査を7月7日に行い、7月中旬には審査結果を通知する予定だ。  主な業務内容は、要求水準書等作成支援業務(サウンディング型市場調査の実施、要求水準書(案)の作成など)、工事費などの積算・工事費の概算書の作成、什器備品、特殊機器、ICT(情報通信機器)などの付帯設備への対応、設計・施工者選定支援業務、設計・施工応募者の提案内容の確認、契約締結に関する支援など。納期は2026年9月30日。  予定価格は4115万円(税込み)。  更新対象は、本館棟と第Ⅰ飼育実験棟、魚病指導総合センター、生物工学実験棟。魚病指導総合センター機能や標本処理・保管・測定スペースを集約し、学習室や展示・体験スペースを設ける本館棟を一部2階建て延べ1452平方㍍程度で整備。また、目的に応じた自由な水槽配置が可能な大空間のスペースを備える飼育実験棟は平屋435平方㍍程度とする。この他に車庫やボンベ室、油庫、ごみ置き場なども含めると全体で延べ約2000平方㍍程度となる見込みだ。  所在地は滋賀県彦根市八坂町2138ノ3で敷地面積は約2万7035平方㍍。  整備スケジュールとしては、25年度内に要求水準書を作成し、DB事業者の公募を開始、26年9月までに選定し事業契約を締結する。DB事業者は10月以降に基本設計に着手し、27年度以降に実施設計や工事を進める。28年冬に竣工、29年4月に供用開始することを想定。  基本計画時点での概算費用は、設計・監理費が約1・2億円、建設工事費が約21・4億円、什器備品等整備費が約1・1億円で、合計約23・7億円。