滋賀県 びわこモーターボート競争場ナイター照明設備導入に係る検討・調査

大阪
 「びわこボートレース場中期経営計画2025」で、安定的な経営を図るとともに、県の「シガリズム観光振興ビジョン」に基づく夜型観光のコンテンツ造成に取り組むため、ナイターレースの開催について検討を進めている滋賀県は、「びわこモーターボート競走場ナイター照明設備導入検討・調査業務」の公募型プロポーザルの手続きを進めている。参加資格申請書などは6月3日午後5時、提案書などは同月13日午後5時まで受け付ける。同月19日にプレゼンテーションなどによる審査を行う。参加者には公営競技施設のナイター照明設備導入計画の作成に係る業務の受託実績などを求める。  業務内容は、マスタースケジュール、概算工事費、事業基本計画書案の作成の他、現地調査、建設予定地と改修範囲部分現地調査、照明方式の検討、発電機の検討(方式、種類、設置箇所など)、構造(杭)の検討(地上、水上)、照明が既存スタンド設置となる場合の簡易構造確認、既存スタンドの改修範囲の内容精査、光障害調査(机上)、ナイターレースに伴い想定される夜間騒音調査に関する助言、工事発注方法に関する助言など。契約期間は2026年3月31日。予定価格は2013万円(税込み)。  ボートレース場におけるナイター照明等電気設備の設計条件としては、モーターボートが主として航走する区域と出走用ピット付近を合わせた全体の区域の照度が平均値で水平面を1000ルクス以上、鉛直面を1500ルクス以上とし、スタート、ゴール部は2000ルクス以上を確保する。また、グレア比は50以下とし、周辺地域に照射光や反射光の影響が生じないことや、可能な限りびわこボートレース場からの眺望を損なわないことなどを求める。  びわこモーターボート競争場は大津市茶が崎1ノ1に所在。敷地面積は1万9654平方㍍、競技水面面積は9万2712平方㍍で、スタンド(2718席)や競技総合センターなど建物総面積は4万1736平方㍍。