道の駅草津リノベーション基本設計をプロポ

大阪
 滋賀県草津市は、オープンから20年が経過し、施設や設備の老朽化が見られる「道の駅草津」の機能強化や魅力向上、周辺との一体的な活性化などを図るため、「道の駅草津リノベーション構想」(2022年2月策定)に基づき、リノベーション基本設計を25年度内に作成する予定だ。 現在、道の駅草津リノベーション基本設計業務の公募型プロポーザルの手続きを進めており、参加意思表明書や企画提案書などは6月27日午後5時まで受け付ける。プレゼンテーションなどによる審査を7月3日に行い、同月中旬に審査結果を通知、同月内に契約を締結するスケジュールだ。委託料上限額は2410万1000円(税込み)。  道の駅草津は、滋賀県草津市下物町1436に所在。グリーンプラザからすま(農産物など直売所、レストラン、観光情報コーナー、事務所、トイレ)、農産物販売施設、ふれあい広場、駐車場、トイレなどで構成する。  業務内容は、道の駅草津全体の在り方、配置・ゾーニングを含め、「道の駅草津基本計画」に基づき、新設する施設規模と新設、改修施設のレイアウト、店舗内容などを検討し、敷地全体の配置計画を作成する。また、来場者数を算定し、滋賀県が実施する駐車場拡大事業の駐車場の台数では不足する場合、追加台数とレイアウトを決定する。  設計に当たっては現状、課題を数値化により分析し、計画されている烏丸半島中央部複合型観光集客施設事業も含めた周辺施設などの一体的な利用による活性化や誘客促進など、にぎわいの創出を目指して、地方創生の拠点形成や農業振興を図る。また、リノベーションに当たっては、遊具の設置などのこどもの遊び場、屋根のある広場空間の設置、休憩や飲食ができる空間、イベントなどに利活用できるオープンスペースの設置、太陽光発電システムや蓄電池などの活用について検討・提案する他、グリーンプラザからすま新館(地域振興施設)の新設に係る検討・提案を求める。