川崎市 シンフォニーホール大規模改修で事業者対話

神奈川

大規模改修を計画している川崎シンフォニーホール

 川崎市は、幸区にある川崎シンフォニーホールの大規模改修に向けて民間活力の導入を検討する。PFIなどを採用する余地を探るため、6月25日と27日に事業者対話を実施する。参加申込みは18日まで。  事業者対話では、民間活用手法の実施可能性の他、民間事業者の参画条件や課題、財政負担の削減につながるアイデアなどを募集する。  川崎シンフォニーホールは鉄骨一部鉄筋コンクリート造地下2階地上27階(ホール棟は地上8階)延べ11万4344平方㍍の建物。このうち、音楽ホールや音楽工房などの1万7243平方㍍を市が所有する。所在地は幸区大宮町1310。  ホールの開館から20年が経過した。舞台や設備の劣化などに対応するため、大規模改修を計画している。指定管理者制度による管理・運営を行っていることから、PFI(RO)やDBOにより設計・改修・維持管理・運営を一括して性能発注する手法などを想定している。  民間活力を導入する場合、2025~26年度にかけて事業手法を検討し、27年度以降に事業者を選定。28年度以降に実施設計などの事業に着手するスケジュールを見込む。29年度末には現在の指定管理期間が終了する。  主な改修の候補は、音楽ホールの外壁や屋上、床や壁の修繕の他、衛生・空調機器の更新、照明のLED化、動線や案内板・サインの分かりづらさの解消など。舞台設備に関しては、舞台床の張り替え、映像・音響設備や舞台床機能の改善・更新、パイプオルガンのオーバーホールや電子部品の更新を考えている。  大規模改修により設備の機能・性能劣化に対応し、音楽ホールの音響性能の維持を目指す方針。  24年度に改修計画の策定支援を空間創造研究所(東京都渋谷区)に委託した。25年度末までで改修項目や内容、休館期間を含めたスケジュール、事業費などをまとめる。