DB方式で滋賀県衛生科学センターを発注

大阪
 滋賀県は、WTO対象となる設計施工一括発注(DB)方式による「滋賀県衛生科学センター整備事業」の一般競争入札を公告した。2~3者編成による特定JVか特定JVと設計企業のグループ、特定JVと設計JVのグループのいずれかによる参加を求める。入札参加表明書は7月15日午後5時、入札提出書類(提案書)などは10月2日午後4時まで受け付け、翌3日午後2時に開札する。10月中旬にプレゼンテーション・ヒアリングによる審査を行い、同月下旬に落札者を決定、公表する。  主な参加条件としては、特定JVの代表構成員は建築一式の特定建設業許可業者で経営事項審査の建築一式の総合評定値が1100点以上など。特定JVのその他の構成員は、建築一式の特定建設業許可業者で経営事項審査の建築一式の総合評定値が900点以上など。設計業務を実施する入札参加者の条件は一級建築事務所の登録の他に業務実績などを求める。また、工事監理業務を実施する入札参加者の条件は一級建築士事務所の登録などを求める。  同事業は、「健康危機管理事案に最先端の知見で迅速に対応できる地域に開かれたセンター」をコンセプトとし、試験検査、調査研究、研修指導、公衆衛生情報の収集・解析・提供などの機能を持つ施設を整備する。  構造は鉄筋コンクリート造、鉄骨造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、4~5階建て延べ約3600平方㍍の研究所を建設する。付属施設として駐輪場上屋、廃棄物置き場、平面駐車場を備える。  建設地は、びわこ文化公園都市内にある3430平方㍍の旧歯科技工士専門学校敷地(滋賀県草津市笠山7ノ4ノ43)。  落札者は、12月定例県議会で事業契約に係る議決を経て、本契約を締結。2026年1~5月で基本設計、6~11月で実施設計。工事は12月~28年1月31日で実施するスケジュール。3月以降に供用開始することを想定している。  基本計画策定は内藤建築事務所(京都市左京区)が担当した。