都 舎人六丁目団地第2期 基本設計を開始
東京
舎人町アパートの配置図
東京都住宅政策本部東部住宅建設事務所は都営舎人六丁目団地(足立区)の第2期整備に伴う基本設計の委託先を選ぶため、6月27日にプロポーザルの手続きをスタートさせた。既存する都営住宅の4棟を除却して、224戸程度の新たな住棟を建てる計画だ。建築設計の競争入札参加有資格者から7月7~16日に参加表明書と技術提案書を受け付け、29日にヒアリングを実施。8月4日に委託先を特定した上で、20日に見積もり合わせを行って業務(税抜き参考価格1800万円程度)の契約を結ぶ。120日の納期で成果を得て後続の実施設計や工事に備える。
舎人六丁目団地は足立区舎人6ノ11ノ1他の都営舎人町アパートを建て替える形で整備。同アパート(敷地面積6万2361平方㍍)は主に1975年度末に完成させた18棟941戸。2号棟に足立区のいりや第2保育園を、4号棟に入谷老人館・児童館・住区センターを、5号棟にいりや第1保育園をそれぞれ合築している。
5期に分けての建て替えを予定。皮切りの第1期は12号棟と13号棟の除却後の跡地を利用して、2棟208戸を建設中だ。徳祥と立花建設が建築工事を担当している。
今回委託する第2期では15~18号棟の4棟が立つエリアに224戸程度の新しい住棟を建設する計画。除却対象のうち15~17号棟は鉄筋コンクリート造5階建て、18号棟は鉄骨鉄筋コンクリート造8階建てで、総延べ床面積は1万3217平方㍍となっている。
整備の全体計画と第1期の基本設計は浦野設計(千代田区)が手掛けた。
現地の地域地区はおおむね第1種中高層住居専用地域(建ぺい率60%、容積率200%)、第2種高度地区、準防火地域。敷地の中央を南北に走る新砂子路橋通り沿いについては1種住居地域(建ぺい率60%、容積率300%)、第3種高度地区、準防火地域に指定されている。