京都市 宝が池公園の魅力向上へ井上工務店を特定
大阪
複合施設のイメージパース
京都市は、宝が池公園の魅力向上に資する公園施設整備の公募型プロポーザルを行い、井上工務店(岐阜県高山市)を代表事業者とするグループを設置許可候補事業者に特定した。有料の屋内型遊び場とカフェを併設した複合施設を提案した。2027年春の開業を目指す。
構成員は三和建設(大阪市淀川区)、すみれアセットマネジメント(岐阜県高山市)、飛騨五木(岐阜県高山市)、ウエダ本社(京都市下京区)の4者。
公園使用料の提案価格は年額785万1081円。設置許可期間は、施設の建設と原状回復の期間を含めて20年間。
「木のぬくもりと共に育つ親子の居場所づくり」をコンセプトとし、宝が池公園内の菖蒲園に有料の屋内型遊び場(約820平方㍍)や遊び場利用者以外も利用できるカフェ(約180平方㍍)を備える木造平屋一部2階建ての複合施設を整備する。菖蒲園の北側に位置する市有地は約2800平方㍍の有料駐車場として活用する。
建築資材や遊び場の遊具全てに京都府産を含む国産木材を活用した「木育施設」とする計画。公園全体のにぎわい創出や大人向けのカルチャー教室・イベントの開催による多世代が集う交流の場を提供することを目指す。
所在地は京都市左京区松ケ崎榎実ケ芝18ノ1。敷地面積は、菖蒲園が約1万3000平方㍍、北側市有地全体が約3万2300平方㍍(平地部分は約3900平方㍍)。