大阪市消防局 高度専門教育訓練センターの基本設計
大阪
イメージパース 高度専門教育訓練センター施設整備基本計画書より
大阪市消防局は、高度専門教育訓練センターの移転建て替えに向けた基本設計に着手する。次世代の人材育成に適した消防教育環境の整備と大規模災害時の対応力強化を図る。公表した施設整備基本計画書によると、施設の総延べ床面積は1万6625平方㍍で、概算工事費は約106億円を見込む。
新たな訓練センターは、鉄骨(S)造4階建て延べ5670平方㍍の管理棟、鉄筋コンクリート(RC)造地下1階地上7階建て延べ2585平方㍍の総合訓練施設、S造2階建て延べ4140平方㍍の災害用備蓄倉庫など。
この他、S造2階建て延べ1130平方㍍の常駐消防隊施設、RC一部S造3階建て延べ1410平方㍍の屋内訓練施設・水難訓練施設、S造6階建て延べ1340平方㍍の救助訓練施設などで構成する。
屋外施設は、災害対応の実践的な総合訓練や倒壊建物での訓練・重機掘削などを行う大規模災害訓練場(5000平方㍍)の他、風水害訓練場(200平方㍍)、屋外訓練場などを整備する。
工事場所は大阪市住之江区南港北2ノ57。敷地面積は4万0043平方㍍。
2025~26年度に基本設計、27年度に実施設計、28年度上半期に積算や許認可申請などを行い、28年度下半期から工事の発注手続きに入るスケジュールを見込む。工事期間は36カ月間(本工事34カ月、準備2カ月)を想定。31年度中の運用開始を目指す。
■基本設計プロポは7月29日まで参加受付
現在、高度専門教育訓練センター新築工事基本設計業務の公募型プロポーザルの手続き中で、参加申請書などを7月29日まで、技術提案書などを8月22日まで受け付ける。9月5日に結果を通知する。納期は27年3月19日。委託上限額は1億3667万9000円(税込み)。
