滋賀県長浜市は、より適切で効率的な住宅維持管理と入居者へのサービスレベルの向上を図るため、「公営住宅等維持管理業務」の公募型プロポーザルを公告した。参加申込書は７月22日正午まで、企画提案書など８月１日午後３時までに提出する。プレゼンテーションなどによる審査を８月18日に行い、受託候補者を選定する。見積もり上限額は３億３５００万円（税込み）。 　主な業務内容は、一般修繕、緊急時対応、空き家修繕、市営住宅など退去後確認、除草、樹木伐採、児童遊園地遊具保守点検、消防用設備など点検、建築物点検、直結増圧ポンプ点検、長寿命化点検、空き家の点検、ガス漏れ警報器交換、ガス調整器交換、火災報知器交換、害虫等駆除、災害時等対応、マニュアル作成、業務評価に係るアンケートなど。 　業務期間は２０２６年４月１日～29年３月31日。 　同市は、７１５戸余りの賃貸住宅を管理しており、このうち約４割が法定耐用年限を超過し、施設の老朽化が課題となっている。21年度には「長浜市公営住宅等長寿命化計画」を策定し、点検・修繕など適切な維持管理を実施しつつ、今後も住宅セーフティネットを維持していくこととしている。今後、より厳しさを増す行財政環境にあっては既存事業の効率化が不可欠であるとし、賃貸住宅の維持管理業務について、専門事業者からの企画提案を募り、事業者に管理業務を委託する。