なにわ建女の会 小学生が女性技術者と防災学ぶ

大阪

万博の写真が入った札を取り合う小学生

 土木技術者女性の会西日本支部(長千佳支部長)と大阪建設業協会なにわ建女の会(山本幸子部会長)が共催する、夏のリコチャレ2025プログラム「女性エンジニアと防災について学ぼう!」のイベントが7月27日に開かれた。一般の小学生と保護者ら10組23人が参加し、津波・高潮ステーション(大阪市西区)の見学などを通して災害時の対応やインフラ整備で活躍する女性技術者の仕事ぶりを学んだ。  大阪府立江之子島文化芸術創造センターに集まり、万博かるた、インフラクイズ、女性エンジニアのお仕事紹介を行った。長支部長は冒頭に「皆さんの生活に欠かせない建物や道路を造っているのが建設業であり、そこにはたくさんの女性が働いていることを知ってほしい」とあいさつ。  万博かるたでは、大阪・関西万博に関連する写真が入った札を子どもたちが取り合い、建設業がどのように万博に関わっているのかについて説明を受けた。  インフラクイズでは、4択のクイズを通して「日本にはダムが3000以上ある」「マンホールは下水道管の点検や掃除をするためにある」ことなどを知り、子どもたちは夏休みの宿題の参考にしようと、見聞きした内容をメモした。  津波・高潮ステーションに移動し、津波災害体感シアターや東日本大震災に関する展示を見ながら地震や津波についての正しい知識を得た。  リコチャレ(理工チャレンジ)は、職場見学、仕事体験、女性技術者との交流など理工系の仕事に触れられる機会を設けるため、内閣府男女共同参画局が中心となって行っている取り組み。