京都市は、中京消防署西大路消防出張所建て替え工事設計業務の公募型簡易プロポーザルを行い、優先交渉権者に綜企画設計京都支店（京都市下京区）を選定した。予定価格は３１５４万円だった。履行期間は２０２６年４月30日まで。 　西大路消防出張所を解体し、救急隊を配置する機能を持つ新西大路消防出張所を整備する。業務では、解体工事の実施設計と同敷地に建て替える新西大路消防出張所の基本設計、実施設計を行う。 　新設する施設の規模は、鉄筋コンクリート（ＲＣ）造３階または４階建て延べ約４００平方㍍、建築面積約１５０平方㍍とし、基本設計の中で検討して決定する。１階には車庫と倉庫、救急消毒室、多機能便所を配置し、２階には事務室、宿直室、救急待機室などを置く。３階に更衣室や脱衣室、トレーニングルームを配置する予定だ。 　解体する既存施設の規模は、ＲＣ造２階建て延べ２１２平方㍍で、建築面積は１４６平方㍍。敷地には他に、小規模な自転車・バイク置き場と倉庫・器具庫がある。 　解体工事は、10月半ばまでに実施設計を完了させ、12月に着手する。工期は26年４月末。新築工事は11月末までに基本設計、12月～26年４月末に実施設計を完了させる。26年７月ごろに着工し、27年12月末に完成させる。 　建設地は京都市中京区西ノ京東中合町45。敷地面積は２６４平方㍍。