東海太田川駅西土地区画整理組合が住宅地区の事業提案を募集
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区画整 理区域の全体図
【愛知県東海市】東海太田川駅西土地区画整理組合(山口直之理事長)は8月1日、東海太田川駅西土地区画整理事業の「住宅地区」について、事業提案企業の公募を開始した。都市拠点である名鉄太田川駅周辺の背後地として、鉄道駅周辺の利便性の高い住宅市街地の形成を図る。
所在地は、大田町後浜新田と下浜田地内で、公募対象保留地は住宅地区の一部面積8477・12平方㍍。建ぺい率60%、容積率200%。用途地域は第一種住居地域。引き渡しは2027年度を予定。全体で約5・7㌶の住宅地区には、約2500平方㍍の公園を配置。
選定スケジュールは、組合ホームページを参照し、参加意向申出書を9月5日までに提出。11月7日までに事業提案書を提出し、11月21日に募集者から質疑書の送付、28日に質疑への回答を予定する。12月12日の審査会(提案書審査)を経て、12月25日に結果を通知する予定だ。
募集対象は、公募対象保留地を一括して取得でき、かつ本地区の将来のまちづくりに協力できる企業または企業グループ。取得後の他事業者への転売を前提とする提案は不可。
提出方法は、メールおよび郵送。提出先は選考事務局の東海市大田町的場1017(東海太田川駅西土地区画整理組合内)。電話0562(57)6560。
【東海太田川駅西土地区画整理事業 住宅地区以外の進出企業が決定】
同土地区画整理事業の面積は約34・4㌶。東側に名鉄太田川駅が近接、西側に都市計画道路西知多道路の大田インターチェンジ(仮称)が整備される。施行期間は2030年3月31日まで。西松建設・日本工営都市空間共同企業体が、業務代行者として事業の進行に取り組んでいる。
都市計画道路大田朝倉線を境に、西側の産業物流地区にはプロロジス、広域交流地区にカインズとフォレストモールが進出し、学術文化地区では、日本福祉大学の東海キャンパスが拡張される。また、住宅地区の南側の高次都市機能地区には、JR西日本プロパティーズを代表企業とするJVが、ホテルと分譲マンションを予定している。