都 芝浦の下水4処理分区 「ポンプ排水区」化へ管渠整備検討
東京
東京都下水道局は芝浦処理区のうち、西神田処理分区など4処理分区を自然排水区からポンプ排水区に切り替えるための管渠整備を検討している。調査設計を中央コンサルタンツ(新宿区)に委託し、浜町ポンプ所に汚水・雨水を流す管渠など延長約4・9㌔の計画系統調査を手掛けてもらう。2026年8月の納期で成果を経て、後続の実施設計につなげる。
芝浦処理区の計画面積は6440㌶で、千代田・中央・港・新宿・渋谷区の大部分と文京・品川・目黒・世田谷・豊島区の一部をカバーしている。
このうち、自然排水区の西神田処理分区、神田処理分区、東神田処理分区、室町処理分区をポンプ排水区に切り替える方針だ。放流先の日本橋川沿いで景観に配慮したまちづくりが進められる計画があるため で、4処理分区から隅田川沿いの浜町ポンプ所(中央区日本橋浜町3ノ44ノ13、敷地面積3668)に汚水と雨水を導く管渠の整備を検討。また、合流式下水道の改善を図るため、一時的に下水を貯留する管渠も合わせて建設する考え。
今回委託した調査設計では、管渠と貯留管で合計延長約4・9㌔のルートや内径などを検討する。