中部地整事業評価監視委員会 石浦・飯田南BP継続を承認

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 中部地方整備局事業評価監視委員会(委員長・松本幸正名城大学理工学部教授)は8月5日、2025年度の第1回委員会を開き、国道41号石浦バイパス(BP)と国道153号飯田南BPを再評価。いずれも対応方針を、原案通り「継続」とすることを承認した。また、7月30日に流域委員会で審議された天竜川ダム再編事業についても報告した。石浦BPは、事業費が約65億円増額、工期が約8年の延長となることを確認している。  国道41号石浦BPは、岐阜県高山市久々野町久々野から同市千島町を結び延長9・2㌔。このうち、久々野~同市一之宮町(1工区)の延長4・7㌔は20年12月に開通しており、残る一之宮町~千島町(2工区)の4・5㌔について、早期工事着手に向けた調査設計、用地買収を進めている。24年度末時点で、用地取得率は約72%、事業進捗率は約49%。委員会では、これらの状況に加え、事業費の見直しについて説明した。  事業費の増加要因は、資機材・労務単価の増加によるトンネルや橋梁などの工事費増。前回評価時(20年度)と比べた上昇分を勘案し、事業費を65億円増額し、490億円とした。増額分の内訳は資機材が53億円、労務費が12億円。また、工期は用地取得の状況などを踏まえ、8年延長する。  費用便益分析(B/C)は、事業全体で1・1に、残事業で1・5。審議では、全委員が増額などを含む対応方針原案を承認した。  国道153号飯田南BPは、長野県飯田市竹佐~同市北方を結ぶ延長約4・5㌔の主要幹線道路。23年度から事業着手し、路線測量や地質調査を進めている。今回は事業費について、物価上昇の影響などで22年度の新規採択時評価時から54億円の増額となることを説明。全体事業費が404億円になるとした。B/Cは、事業全体・残事業ともに1・5。審議では原案通り、継続とする対応方針を承認した。 【天竜川ダム再編事業 流域委の結果を報告】  委員会ではこの他、7月30日に開かれた天竜川流域委員会の結果を報告。天竜川ダム再編事業の対応方針(原案)を「事業継続」としたことを確認した。同再編事業では、他事業と同様の物価上昇により649億円、増設放流設備型式の変更で349億円の事業費増がある一方、堆砂対策工法の変更で141億円を縮減。全体で1110億円の事業費の増額と、工期の7年延長(完了31年→38年)を確認している。