伊賀農林 真泥井堰の改修を26年度に

中部

修復する真泥井堰

 三重県伊賀農林事務所は、服部川に設置している真泥井堰の修繕工事を、2026年度以降に発注する。入札方式は一般競争になる。1953年にコンクリートで改修して以来の大規模改修になる。  老朽化や洗掘により基礎がむき出しになっている箇所があるため、コンクリートを打ち直して修復する。延長は122・5㍍。右岸側の護岸工も、コンクリートブロックの緩みや抜け落ちが見られるため、あわせて修復する。延長は約24メートル。その他、オオサンショウウオの遡上(そじょう)用設備を新設する。現段階では扇形の階段状設備を左岸側に配置する予定だが、詳細は設計で詰めていく。  設計は和合コンサルタント(松阪市)が担当。  井堰は、真泥地内に設置している農業用水を取水するための固定堰。土砂吐きを4基備えている。延長1・6㍍、高さ0・9㍍が2基、延長2㍍で高さ1㍍が2基となる。