横浜市 ゲンクマガイJVが検討 旧上瀬谷の新公園計画

神奈川
 横浜市脱炭素・GREEN×EXPO推進局は、旧上瀬谷通信施設地区に新しい公園を整備するための計画検討業務をSTGK・TODAFUKEI設計共同企業体(スタジオ・ゲンクマガイ、戸田芳樹風景計画)に決めた。公園のテーマや施設配置などを具体化し、2025年度内に素案をまとめる見通し。市民意見を反映してGREEN×EXPO2027開催後の計画策定を目指す。  旧上瀬谷通信施設地区で開催するGREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)の跡地を活用して市が公園を整備する。面積は瀬谷区瀬谷町7449ノ5地先の約65㌶。  テーマは「環境」と「防災」。博覧会で整備したインフラや植栽、建物などをできるだけ利用する。市で初めてとなる広域防災拠点としての機能も持たせる。  計画素案では、これらの前提条件を踏まえ、公園のテーマ・コンセプトを具体化するための取り組み内容や目標を設定。施設の配置を含めた平面プランと整備スケジュール、管理運営手法についても盛り込む。部分開園や暫定利用も想定している。  計画策定に当たっては市民ニーズの反映を重視。市民が参画する方法についても、素案をまとめる中で検討する。  プロポーザルの契約金額は4999万5000円。契約したJVの他、CES.緑研究所とランズ・日比谷JVの計3者が参加した。   公園整備に向けてはこれまでに、パークセンター2棟の施工者が決定。博覧会の展示施設として活用した後、管理棟の用途で使う。  広域防災拠点に関しては、現地指令施設の設計者を選定するためのプロポーザルについて、9月に結果を通知する見通し。25~27年度に基本・実施設計をまとめ、28~29年度の施工を予定している。