庭園設計に空間創研 京都府・市花博2027出展

大阪
 京都市は、2027年に横浜市の旧上瀬谷通信施設用地で開催される国際園芸博覧会(Green×EXPО2027)に展示する庭園の基本設計について、公募型プロポーザルを行い、受託候補者に空間創研(京都市下京区)を選んだ。庭園のテーマは「京都が誇る日本庭園文化および京都府内各地の魅力が一体化した庭園風の雨庭」で、京都府と京都市が共同で出展する。  景石、植栽などを主体とする日本庭園風の庭園とし、海や森、お茶、竹などの京都らしい要素を取り入れる。植栽の周辺には、砂利などを敷き詰めた「州浜」を設け、雨水を一時的に貯留し、徐々に地中に浸透させる空間を整備する。  庭園は約6・9㍍×約14・9㍍の矩形で、面積は100平方㍍。夜間ライトアップのための照明設備を導入する。植物は、国際園芸博覧会の開催期間中に季節の変化を感じられるものとし、観賞価値が高まる工夫を取り入れる。  履行期間は26年3月25日まで。25年11月15日までにイメージパースや概算工事費をまとめる。  施工、維持管理、撤去費などを含めた工事費の上限額は3200万円を想定している。