羽曳野市 宿泊施設の誘致に向け市場調査実施

大阪

LICはびきのの敷地内に整備する

 羽曳野市は、市立生活文化情報センター(LICはびきの)の敷地内に宿泊施設を誘致するため、サウンディング型市場調査を実施する。施設の規模、整備スケジュールなどの整備・運営に関するアイデアや、事業への参画意向について意見を募る。調査結果を踏まえ、早ければ2025年度中に事業者を募集する。  対象地は軽里1ノ1ノ1にあるLICはびきの敷地内の約800平方㍍。用途地域は近隣商業地域で、建ぺい率80%、容積率300%。  サウンディングへの参加申し込みを8月22日まで受け付ける。9月10~17日に事業者ごとに個別で対話を行い、9月下旬に結果を公表する。  市内には宿泊施設が少なく、観光地として地域を活性化するための課題となっていた。今回、羽曳野市商工会からの要望を受け、宿泊施設の設置に向けて手続きを開始し、サウンディング調査を実施する。世界遺産である古市古墳群など、市の観光地としての将来性も含めて調査し、事業の具体化に向けた検討を行う。  既存施設のLICはびきのには、パイプオルガンを設置したホール、市立中央図書館、多目的に活用できるセミナー室などが設置され、コンサートや市民の交流の場として利用されている。地域の魅力や利便性向上のため、連携可能性についても調査する。