第1回岐阜県道路交通渋滞対策推進協議会が開催

中部

ソフト・ハード面での交通渋滞対策などを検討した

 岐阜県内の道路交通の渋滞解消に取り組む岐阜県道路交通渋滞対策推進協議会は8月21日、岐阜市内で2025年度1回目の会合を開催した=写真。国土交通省中部地方整備局、中部運輸局、岐阜県警察本部、県県土整備部、県都市建築部、中日本高速道路会社などの担当者が参加し、25年度に予定している取り組みなどについて意見を交わした。  会長を務める宮本久仁彦岐阜国道事務所長はWISENET(ワイズネット)2025に触れ、「主要渋滞箇所で対策を進めてきた当協議会の役割はますます大きくなっていくと思う。皆さまにご協力いただき、岐阜県内の渋滞緩和をハード・ソフトの両面から進めていきたい」とあいさつした。  25年度に予定している主な取り組みとしては、下り線の交差点手前で渋滞が発生している国道21号の国道21号河間交差点(大垣市)で、車線拡幅(左折レーン延伸)や案内誘導標示の設置を実施する。  また、主要渋滞箇所に指定されている国道365号関ケ原西町交差点(関ケ原町)では、右折レーン設置や北進方向の線形改良を実施し、車両の滞留低減や走行円滑化を図る。  長良川渡河部の岐阜垂井線や大垣一宮線の渋滞緩和に向け、安八町西結から羽島市小熊町までの大垣江南線安八墨俣工区・長良川新橋工区(延長3・2㌔、幅員6・5㍍)を整備する。  関ケ原町から大垣までの重要な幹線道路となっている岐阜関ケ原線と赤坂垂井線では、2車線区間を4車線化し、同線の利便性を向上させつつ、国道21号の主要渋滞箇所の混雑緩和を図る。  主要渋滞箇所の国道19号・一色交差点(瑞浪市)では、上平交差点に接続する路線の歩道と右折車線を整備し、上山田寺河線からの交通転換を図る。  この他、交通渋滞箇所のモニタリング結果を情報共有し、渋滞が発生していないことを確認した加賀野道踏切と野尻交差点については主要渋滞箇所から削除することを決めた。