24年度末の汚水処理人口普及率 中部は0・5ポイント増

中部
 国土交通省・農林水産省・環境省の3省が2024年度末の汚水処理人口普及率と下水道人口普及率を発表した。中部地方整備局管内の汚水処理人口普及率は前年度から0・5ポイント増の91・6%。下水道処理人口普及率も0・5ポイント増で、75・4%となった。県別では、三重県の汚水処理人口普及率が90%台に到達している。  全国の汚水処理人口普及率は、前年度から0・4ポイント増の93・7%。下水道も0・4ポイント増の81・8%だった。中部管内はともに上昇率で0・1ポイント上回り、全国平均との差を縮めている。  中部3県の状況を見ると、愛知県は汚水処理人口普及率が0・4ポイント増、下水道が0・6ポイント増と着実に進展。岐阜県は汚水処理人口普及率が0・2ポイント増、下水が0・4ポイント増となった。  三重県は、下水道処理人口普及率が0・9ポイント増と大きく上昇。前々年度から前年度に掛けてもの1ポイント増に続く上昇で、大きく普及率を伸ばした。この影響もあり、汚水処理人口普及率も0・4ポイント増で、90%の大台に到達している。  市町村別で、汚水処理人口普及率が50%未満となっているのは、愛知県南知多町、三重県の鳥羽市、熊野市、紀北町の2市2町。三重県では、前年度まで40%台だった尾鷲市が51・7%で50%を超え。一方、前年度に普及率を大きく伸ばした熊野市は、47・2%にとどまった。  すでに100%となっているのは、岐阜県の安八町、北方町(四捨五入)、富加町、三重県木曽岬町の4町となっている。

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