4県知事 高速道路の安全性向上を国交省本省に要望

四国

国定政務官(左から2人目)に要望書を手渡す4県知事

 徳島県の後藤田正純知事、香川県の池田豊人知事、愛媛県の中村時広知事、高知県の濵田省司知事は8月21日、国土交通省本省を訪問し、国定勇人国土交通大臣政務官と沓掛敏夫道路部長に対し、高速道路の安全性向上についての要望を行った。  四国内では、高速道路の暫定2車線区間で、正面衝突による死亡事故が繰り返し発生しており、8日には4県知事による、安全性向上に関する共同宣言を取りまとめた。こうした状況を踏まえ、今回「4車線化の早期実現」と「暫定2車線区間の緊急的な安全対策」の2項目を要望した。  4車線化の早期実現では、事業中区間の整備加速を求めた他、「高速道路における安全・安心基本計画」で選定された「優先整備区間」の未事業化区間の早期事業化も要望した。  暫定2車線区間の緊急的な安全対策では、長大橋梁やトンネル区間で、区画柵の試行設置を早期に進め性能検証を完了するとともに、速やかに残る区間への横展開を求めた。さらに、視認性向上のための「路面標示改良」、速度抑制を促す「注意喚起の拡充」など即効性のある対策も要望した。