三菱電機 丸亀市の受配電システム製作所に新工場棟
四国
新工場棟(提供/三菱電機)
【香川】三菱電機(東京都千代田区丸の内2ノ7ノ3)は、香川県丸亀市の受配電システム製作所に新工場棟を建設する。大容量電力を使用する施設内の電力配電系統に用いるキュービクル形ガス絶縁開閉装置(C―GIS)の生産台数を従来の2倍に伸ばす。2026年6月の完成、同年10月の稼働開始を目指す。
新工場棟の規模は鉄骨造2階建て延べ6885平方㍍。投資金額は約28億円で、環境省エネ対策として、太陽光発電装置やLED照明、パッケージエアコンといった高効率機器、断熱屋根・外壁、屋上緑化などを施す。建築は大成建設四国支店(高松市)が設計・施工を担当。設備工事は三宅産業(香川県観音寺市)が行う。
新工場棟では、これまで複数のエリアに点在していたC―GIS生産・試験ラインを集約することで、生産工程を効率化する。これまでC―GISの主な適用先だった変電所や駅、ビルなどに加え、洋上風力発電に対応したC―GISの生産も拡大する。
所在地は丸亀市蓬莱町8。