設計は中村設計に委託 京都市松ケ崎小体育館を新設

大阪
 京都市は、市立松ケ崎小学校の体育館新設の設計業務を中村設計(京都市下京区)に委託した。一般競争入札の落札額は2950万円だった。履行期間は2026年7月31日まで。26年秋ごろに工事を発注し、年内に契約手続きを完了する。年度内に着工し、27年中の完成を目指す。工事費は4億円以上になる見込みだ。  既存の体育館の一部が土砂災害特別警戒区域内(レッドゾーン)にあるため、校舎の東側にあるグラウンド内に鉄筋コンクリート一部鉄骨造平屋888平方㍍の新たな体育館を整備する。屋根上に太陽光パネル、更衣室にシャワー室を設置するなど、避難所として防災機能も備える。  既存の体育館に付属する飼育小屋、便所、倉庫などは解体し、新設する体育館の近くに鉄骨造の地域倉庫や体育用具を入れる倉庫などを整備する。  既存の体育館の解体は検討中だ。施設が学校敷地の奥にあり解体に必要な建機が入りづらいためで、当面は児童の作品展示などに活用する。  工事場所は京都市左京区松ケ崎堀町40。基本計画業務は林建築設計事務所(京都市東山区)が担当。