横浜市 3工区の詳細設計に着手へ 工水・東寺尾幹線の更新
神奈川
横浜市水道局は、工業用水道・東寺尾送水幹線の更新で第3工区の詳細設計に着手する。資源循環局旭工場から鶴ケ峰沈殿池に至る約1・8㌔にシールド工法で新しい管渠を敷設する計画。詳細設計を2027年1月末までにまとめて工事発注に備える。
東寺尾送水幹線は、鶴ケ峰沈殿池(旭区鶴ケ峰本町3丁目)~東寺尾配水池(鶴見区東寺尾1丁目)の総延長11・3㌔区間に敷設した相模湖系統の工業用水道施設。口径1100㍉の鋼弦コンクリート鋼管で、敷設から60年以上が経過している。
このうち上流側の6・7㌔を先行し、3工区に分けて敷設替えを実施中。1工区の2・3㌔を大豊建設・森本組・土志田建設JVが施工。現在は2工区を大林組・西武建設・奥村組JVが受注し、29年度末までに神奈川 区羽沢町から旭工場敷地内(旭区白根)の2・7㌔を完成させる。
詳細設計に着手する3工区は、2工区で旭工場内に築造する立坑から鶴ケ峰沈澱池に至る約1・8㌔区間で、主に市道下を通るルートを想定。シールド工法の1次覆工で内径1500㍉のさや管を構築し、2次覆工で口径1100㍉の内挿管を敷設する。
詳細設計の委託先は条件付き一般競争入札を9月2日に開札して決める。
基本設計をサンコーコンサルタント(横浜市中区)が担当した。