都 三鷹市単独処理区の編入でポンプ所、汚水幹線を新設
東京
三鷹市の単独処理区を流域下水道に編入するのに伴い、ポンプ所と汚水幹線を新設する
東京都下水道局流域下水道本部は、三鷹市単独処理区の流域下水道への編入に伴う汚水幹線とポンプ所の新設に向けた調査検討を開始した。汚水幹線の敷設ルートやポンプ所の建設候補地を考えるとともに、それぞれの施設の規模などを複数案に取りまとめ、関連自治体との協議につなげる。
都は処理区や水再生センターそれぞれで将来、処理すべき下水量を示す多摩川・荒川等流域別下水道整備計画(流総)をまとめている。前の流総では、三鷹市の単独処理区を野川処理区に編入するとともに、野川水再生センター(仮称)を整備して処理する計画だった。しかし、野川処理区の処理水量が将来的に減少することが分かったため、3月に改定した流総で、野川水再生センターの整備計画を廃止。代わりに北多摩一号水再生センター(府中市小柳町6ノ6)に処理施設を増設して対応することとした。
現在は野川第一幹線などを経由して森ケ崎水再生センターの東施設(大田区昭和島2ノ5ノ1)に送っている野川処理区の下水を、一部、北多摩一号水再生センターに切り替えることとし、新たな汚水幹線を建設。また、野川第一幹線の敷設位置が深いことから、新たな幹線のルート上にポンプ施設を設ける予定だ。
日本工営(千代田区)が調査検討業務を担当している。履行期限は2026年3月13日。