業界の信頼高めたい 県建物解体業協会・柳井会長

神奈川
 神奈川県建物解体業協会の会長に就任して3カ月。「解体業は他の建設業と比べて、一般の人からの信頼度が低いのではないか」。建設業許可業種になって9年余り経った今も、不良不適格業者による粗雑工事や多発する事故によって、負のイメージが払拭できない。「切磋琢磨(せっさたくま)してレベルを上げていかないと、いつまでもゼネコンの下請けで、独立した業種になれない」と危機感を抱く。  業界への不信は、500万円以下の解体工事なら知事登録があれば施工が可能な制度が一因と指摘する。「言葉の通じない外国人だけで施工し、道路に重機がはみ出した現場などを見かける」。解体工事は短い工期で終わることが多く、周辺対応に無頓着で、法令違反が疑われる現場もあるという。行政に対して全ての工事について、許可業者による責任を持った施工を求めていく。  協会では世代交代の時期に差し掛かっており、昨年に青年部会を復活。「今の役員もかつては青年部会で活動していた。もう私たちの時代ではない」と若手の活躍に期待する。  趣味はゴルフと釣り。イカ、タイなど乗り合い船による海釣りを好み、今はペースが落ちたが、多い時には週1回は海に出たという。(報道部=小原隆史) 【略歴】 1990年に神奈川県建物解体業協会理事、副会長を経て5月から現職。横須賀市解体業協会副会長。柳井工務店(横須賀市)会長。横須賀市出身。65歳。