大東市 深野園住宅建替DBを26年10月公告

大阪

建て替え後の深野園住宅

 大東市は、デザインビルド方式を採用する深野園住宅建て替え事業の一般競争入札を2026年10月に公告する。老朽化が進む7棟の既存住宅を現地で3棟に建て替える。概算事業費は75億2500万円(税込み)。  既存のG棟南側の駐車場に建設する1棟目の工事に28年度に着手する。30年度に完成させ、D・F・G棟の入居者が新棟に移転する。31年度にD・F・G棟を取り壊し、その跡地に2棟目と3棟目を建設。32年度に完成し、入居者移転を完了させる。33年度に残りのA・B・C・E棟を解体して、34年度の事業完了を目指す。  建て替え後の深野園住宅の各棟の延べ床面積は、1棟目が5200平方㍍、2棟目が3500平方㍍、3棟目が3900平方㍍。駐車場、駐輪場、ごみ置き場などの付帯施設は住棟ごとに整備し、共用空間である集会所と公園は敷地内中央付近に配置する。  既存の深野園住宅は鉄筋コンクリート造5階建ての住棟7棟で構成し、総延べ床面積は1万6249平方㍍。専有面積はA~D棟が53平方㍍、E~G棟が55平方㍍。全260戸が入る。1968~72年に建設され、築50年以上が経過し、建物の老朽化と住民の高齢化が進んでいる。3月時点で225世帯が居住している。所在地は深野3ノ3他。  敷地面積は約1万6700平方㍍。建て替え後の同住宅の敷地面積は約1万2500平方㍍となり、余剰地約4200平方㍍を民間に売却する考え。用途地域は第一種中高層住居専用地域で、建ぺい率60%。容積率200%。  現在は深野園住宅建て替え事業に係るアドバイザリー業務の委託先を決める公募型プロポーザルの手続きを進めている。業務では、実施方針案、要求水準書案の作成・公表に係る支援、民間事業者選定の入札説明書の作成・公表に係る支援などを行う。委託期間は27年9月30日まで。  深野園住宅建て替え基本計画の作成は地域計画建築研究所大阪事務所(大阪市中央区)が担当した。