大田区 馬込複合計画支援を類設計に

東京

複合施設には馬込図書館などを盛り込む

 大田区は、(仮称)大田区中馬込三丁目複合施設と(仮称)大田区南馬込四丁目複合施設の基本計画策定支援業務を委託するため、公募型プロポーザルを実施した結果、類設計室東京設計室(大田区)を優先交渉権者に選んだ。納期は2026年3月18日。業務の成果を基に、本年度内に基本計画案をまとめる。  各地区で老朽化が著しい1971年以前に建築された公共施設を中心に、一体的な更新を目指す。中馬込地区では東京メトロと土地交換する用地と、隣接する区有地を活用する。  中馬込で地区整備対象となる施設は、1970年建設の馬込図書館(延べ床面積=1608平方㍍)、85年建設の馬込出張所(延べ床面積=895平方㍍)と馬込保育園(延べ床面積=818平方㍍)。取得する用地から段階的に施設を建設することで、仮設運営建物を設けない形とする。  南馬込地区では建設地として馬込区民センターと隣接する用地を取得済み。更新の対象となるのは69年建設の馬込区民センターと南馬込児童館(延べ床面積=1880平方㍍)、67年建設のみなみまごめ保育園(延べ床面積=936平方㍍)。  なおこの他の周辺公共施設への対応として、複合施設の整備後に馬込文化センターと郷土資料館で改修工事を実施する予定だ。