築地地区まちづくり事業 9000億円見込む

東京

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 【中央】三井不動産(中央区)を代表とする特定目的会社築地まちづくりは、築地市場跡地の開発に向けた「築地地区まちづくり事業基本計画」を策定した。デザインモチーフは〝扇〟。貨物列車を引き込むために扇形状の建物があった旧築地市場の歴史を継承し、東京の新たな玄関口となる象徴的な景観を生み出す。総事業費や約9000億円。2030年代前半以降の開業を目指す。  建物は大規模集客・交流施設(マルチスタジアム)を中心に、ライフサイエンス・商業複合棟、MICE・ホテル・レジデンス棟、舟運・シアターホール複合棟、オフィス棟など合計9棟とし、総延べ床面積は約126万平方㍍を見込む。  事業会社は三井不動産を代表にトヨタ不動産(千代田区)、読売新聞グループ本社(千代田区)で構成。鹿島(港区)と清水建設(中央区)、大成建設(新宿区)、竹中工務店(大阪市中央区)が建設分野、日建設計(千代田区)とパシフィックコンサルタンツ(千代田区)が設計分野で参画している。  建設地は中央区築地5、6丁目地内。