愛知県土木技士会 中部地整、愛知県、名古屋市と意見交換会

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愛知県土木技士会 国等意見交換会

 愛知県土木施工管理技士会(牧野繁保会長)は8月27日、愛知県土木会館で、国土交通省中部地方整備局、愛知県、名古屋市との意見交換会を開いた。生産性の向上や建設業の魅力向上などについて現場技術者らと意見を交わした。意見交換会には、中部地方整備局から菊池秀之技術調整管理官ら9人、愛知県、名古屋市から各2人、また、同技士会から牧野会長ら役員5人、現場技術者8人が参加した。  冒頭、牧野会長は「意見交換会は技術者が現場で困っていることや改善案を直接、発注者に伝える場であり、今回9回目の開催となる」とし、「人手不足や担い手不足の解決の糸口となる生産性の向上、建設業の魅力向上について有意義な意見を聞かせていただきたい」とし、特に、設計図書の不備等に係る生産性の向上や、土木・建築系以外の学生の採用や、若手・女性の視点からの職場の働きやすさ、などの視点に立った意見を求めた。  菊池技術調整管理官は、資材価格の高騰に対し、労務単価調査を踏まえた労務単価の毎年の引き上げや、熱中症対策として、事業者に適切な処置が求められるよう6月から義務化されたことに触れ、「発注者としての責任を果たし、引き続き受発注者が連携して取り組んでいきたい」と話すとともに、担い手3法の改正を踏まえて、「やりがいや誇りを持って仕事ができる環境づくりを進め、一人でも多くの若者が建設業に入職してもらうことを期待している」と述べた。  また、愛知県建設局土木部の夫馬茂博建設企画課長、名古屋市緑政土木局の磯村直宏技術指導課長があいさつした。  議事では、各発注者側が事業や制度などの取り組み状況を説明した後、今回の議題の「生産性の向上」や「建設業の魅力向上」について、意見を交換した。