課長席㉘加藤義人氏 (かとう・よしと=葛飾区学校施設整備担当課長)

東京

加藤義人氏 (かとう・よしと=葛飾区学校施設整備担当課長)

 1960年代に建設された柴又小学校、東柴又小学校、桜道中学校。歴史ある柴又地域に位置する3校はいずれも地域コミュニティーの拠点としての機能も果たしている。現在、柴又小学校に仮校舎を増築して小学校2校を統合した東柴又小の敷地に新校舎を建設、空いた柴又小の校舎に桜道中を移転させ、その間に桜道中を改築する計画が進んでいる。  統合小は鉄筋コンクリート造4階建て延べ約8000平方㍍規模を想定。桜道中の想定規模は現時点では未定。3校とも建設後50年以上経過するとともに、東柴又小では今年4月から少子化で各学年1学級しかない「単学級」となっている。こうした状況で児童の教育環境の向上を図っていくため、3校の土地を有効に使いながら新校の建設や改築を行っていくことにした。  こうした一連の流れの中で学校改築を進める際に重視するのは、「子どもたちに生き生きとした教育環境を提供すること」だ。2023年度から地元を交えた懇談会を開催し、どのように改築計画にしていくか検討を重ねてきた。「当初は単独改築を行うつもりだったが、同時に改築計画を進めることで周囲への騒音問題や仮校舎の用地確保問題を解決でき、工期も約20年から大幅な短縮が可能になった」。  また、統合小の2階に体育館を設置し、貯水機能付き給水管や備蓄倉庫を設け防災機能を強化。さらに、ディスカッションを行いやすくするために普通教室の広さを拡大していく。「施設全体を全世代が使いやすくすることで地域の拠点となる学校づくりを目指す」と意気込む。  桜道中建設後の柴又小の活用は、「柴又地域全体のまちづくりや周辺の公共施設の更新時期なども考えながら慎重に検討する必要があり、これからの社会状況を注視しながら進めていく」。  26年度には柴又小に仮校舎を増築して3校の再整備計画が本格的にスタートするが、建設費の高騰が続き、入札の不調が懸念される。そこは、「営繕課と情報を共有しながら、施工条件を整理し、適切な金額で実施してもらえるよう対応していく」。   趣味は水泳。休日は近くのプールで2時間程度汗を流している。区には水泳部もあり部員と一緒にリフレッシュしている。  (東京支局=大城頌)  【概略】民間企業勤務を経て、2008年保健所生活衛生課採用。今春、昇進して現職。