四国中央市 ウォーターPPP可能性調査着手
四国
【四国中央】四国中央市は、上水道・工業用水・下水道の3事業の運営権を段階的に民間事業者に委託する「ウォーターPPP」の導入可能性調査業務をWesco・PwC共同企業体(代表企業・ウエスコ)に委託した。
導入可能性調査では、3事業で現在行っている維持管理業務と更新業務を整理して、課題を抽出・確認する。また先進事例の調査、事業手法の検討、ロードマップの作成などを行う。履行期限は2026年3月2日までとし、市は調査結果などを参考に26年度から導入についての検討を進める。
市が導入を検討するのは、「ウォーターPPP(レベル3・5)」。長期契約で維持管理と更新を一体的にマネジメントする民間委託の方式。レベル4のコンセッション方式と違い事業期間の設定(原則の有無)、公共施設等運営権の設定の有無(そのための議会議決の有無)、利用料金直接収受の有無―の大きく3点で異なるが、同等の効果が期待されている。