香川県 環境基本計画など3計画の骨子案 本年度末の策定目指す

四国
 香川県は、県の環境基本計画、地球温暖化対策推進計画、循環型社会推進計画の骨子案を作成した。8月の香川県環境審議会計画部会=写真=で公表し、内容の審議を行った。今後、10月の計画部会で各案の素案、2026年1月に最終案を協議する方針。各計画は26~30年度を計画期間としており、県内市町と協力して施策を進める。  各計画のうち、温暖化対策推進計画では、30年度までのZEH認証取得件数を12件に設定。太陽光発電設備付き新築ZEH住宅の戸数は1700件を目標にしている。  重点取り組み分野の家庭・企業のカーボンニュートラルの推進については、産業部門での脱炭素経営の推進を盛り込んだ。省エネルギー性能の高い設備・機器の導入促進、県有施設での率先的な取り組みを挙げた。  香川県環境森林部の秋山浩章部長は計画部会で、「各計画の計画期間は本年度中となっている。地球温暖化対策、大気汚染や水環境の課題解決など、県民のニーズを踏まえた次期計画を策定したい」と考えを述べた。