UR 5棟262戸建設へ工事公告 けやき台団地建替え1期先工区

東京
 UR都市機構東日本賃貸住宅本部はけやき台団地(立川市)の建て替えで第1期先工区に新しい住宅を建てるため、9月1日に工事の一般競争入札(総合評価方式、WTO政府調達協定対象)を公告する。5棟262戸の実施設計と施工(建築、設備)などを内容とする発注規模が50億円以上の案件。建築の単体(客観点数1200点以上)または2~3者JV(代表者1200点以上、その他構成員1150点以上)から9月2日~10月20日に申請書などを受け付け、2026年1月13日に入札書の提出を求めて翌14日に開札する。履行期間約9カ月の実施設計を経て着工し、2029年8月24日までに完成させる。  けやき台団地は立川市若葉町1ノ13にある5階建て30棟1250戸(1966年度管理開始)。まず10棟470戸(1・2・9~16号棟)を建て替えることとし、うち6棟250戸(9・10・13~16号棟)の街区を先行エリア、残り4棟220戸(1・2・11・12号棟)の街区を将来エリアと位置付けている。  第1期先工区の新しい住宅は先行エリア内の4棟170戸(13~16号棟)を取り壊して建設する。鉄筋コンクリート造の4階建て1棟と8階建て4棟の計5棟(建築基準法上は1棟)で総延べ床面積約1万4310平方㍍の住棟に262戸を配置。9人乗りのエレベーターを3基設ける。付属棟のごみ置き場や駐輪場も造る。窓建コンサルタント・山設計工房JVが基本設計などの業務を担当している。  第1期先工区の既存住棟の取り壊しは別途、9月上旬~12月上旬に詳細条件審査型一般競争入札の手続きを進める工事で行う。発注規模は5億円以上8億円未満、工種・等級は土木A。まず2026年10月までに第1期先工区の工事を終えて、新しい住宅を建てられるようにする。隣接する施設工区の建物の取り壊しを含め26年12月の完了を予定している。