25年度建設投資3.2%増 物価上昇の影響強く
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国土交通省は、2025年度の建設投資(名目値)が前年度比3・2%増の75兆5700億円になるとの見通しを発表した。15年度以降、11年連続の増加になるとしており、3年連続で70兆円を超えると推計している。一方、物価上昇の影響を除いた建設投資の実質値としては、0・6%増の微増にとどまると予測している。
25年度の建設投資見通しは、国内の全ての建設活動の出来高ベースの投資額を推計したもの。
政府投資は0・7%増の25兆2100億円、民間投資は4・5%増の50兆3600億円となり、官民の構成比は政府投資が33%、民間投資が67%となり、前年度よりも民間投資の比率が3ポイント上昇している。
政府投資は、土木分野の公共事業が0・7%増の14兆3900億円となり、3年ぶりに増加した。建築分野の政府投資は、非住宅が0・7%増の4兆3900億円、住宅が前年度と同額の4200億円、建築補修が0・8%増の2兆6500億円となっている。
民間建設投資は、住宅建設投資が1・2%増の16兆3600億円、非住宅建設投資が8・7%増の20兆9500億円、建築補修(改装・改修)投資が2・5%増の13兆0500億円といずれも前年度の投資額を上回ると予測した。土木分野の民間建設投資も、3・2%増の8兆6200億円になるとみている。
物価上昇の影響を加味しない建設投資の名目値は、資材価格の高騰に伴って増加基調が続いている。25年度は、前年度の増加額1兆9300億円を上回る2兆3600億円の増額を見込んでいる。一方、15年度を基準として建設工事費デフレーターで算出した実質値は、前年度比0・6%増と伸び率は縮小しており、依然として資材価格上昇などの影響が色濃く出ている。