名古屋市 平手豊明線未着手区間 27年度事業化を目標に準備
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名古屋市緑政土木局は、都市計画道路平手豊明線の未着手区間について、事業化を視野に入れた準備を開始する。詳細設計とともに、関係市・機関などとの協議を進める方針だ。事業化時期は決まっていないとしているものの、2027年度の事業認可取得を目標としているようだ。
平手豊明線の未着手区間は、水広下東交差点の南東側、勅使ケ池緑地との交差部から南側の緑区鳴海町字大清水の市域境界部の藤田学園グラウンド南側までの延長680㍍。現道はなく、計画幅員は16㍍。
区間内の主な構造物は、西側の現道整備済み区間側からみて、ボックスカルバート橋1カ所(幅員3~4㍍程度の現道交差部をボックスカルバート化)、愛知用水横断部の橋梁1カ所(橋長35・2㍍)を設ける。また、完成済み道路から未着手区間との高低差(5㍍未満)を処理するための補強土壁・プレキャストL型擁壁を設ける。この他、市域境界部付近にもプレキャストL型擁壁を配置する考え。これら構造物を加え、設計で線形、付近の現道との取り付け道路などの詳細を決める。
同道路は、豊明市内側の双峰小前交差点の北側から同市域境界部までが未整備。名古屋市の検討では、豊明市側の整備が完了するまでの暫定形と完了形も合わせて検討する。暫定形の検討は、藤田学園グラウンド進入路交差部から北西側の240㍍区間が対象。詳細設計は入札手続きを開始していて、委託者決定後、26年8月末納期で進める計画。
平手豊明線は、未着手都市計画道路の整備について(第2次整備プログラム・17年3月策定)で、計画存続路線(今後10年以降に整備着手)に位置付け。広域交通ネットワークを形成する路線として必要性がある他、自動車交通の円滑化の面で高い整備効果が見込まれるなど、総合的な整備効果が評価されている。