横浜市 平均落札率は92・6% 25年度第1Qの工事
神奈川
横浜市財政局契約第1課によると、2025年度第1四半期に開札した工事は588件で、前年同期と比べて44件増加した。平均落札率は92・6%(前年同期比0・1ポイント増)となり、90%台前半を維持。主な工種別で最も平均落札率が高かったのは建築の94・5%で、最も低いのは舗装の91・1%。いずれの工種も前年同期並みの数値だった。
全588件の内訳は、一般競争入札が582件、指名競争入札が6件。さらに一般競争入札のうち、WTO対象が3件(前年同期と同件数)、総合評価落札方式が36件(9件増)、最低制限価格制度の対象が543件(33件増)だった。
また、WTO対象を除いた一般競争入札への平均入札参加者数は10・6者。前年同期の10・8者から横ばいだった。
工種別に比べても▽土木=10・8者(0・2者減)▽舗装=16・5者(0・5者増)▽造園=11・9者(2・7者減)▽建築=4者(2・1者減)▽電気=4者(2・4者減)▽管=6・1者(増減なし)▽上水道=17・6者(3・6者増)▽その他=8・4者(0・2者増)―となり、工種ごとに増減はあるものの前年同期から大きな変動はみられなかった。
ランクごとにみると舗装Bの平均参加者が21・2者で最多。最も少ない3者だった電気Aと比べると18・2者の差があった。
工種別で最も一般競争入札の開札件数が多かったのは土木の190件(15件増)で、このうちCランクへの発注案件が137件(3件増)を占めた。
次いで舗装が118件(13件増)、電気が56件(15件増)、造園が51件(14件増)、管が38件(10件減)、上水道が25件(4件増)。管を除いていずれも増加した。
工事・ランクごとの平均落札率に関しては、建築Aが95・1%で最も高く、唯一の95%台だった。最も低かったのは舗装Cの90・6%。舗装A・Bランクも他工種の平均落札率を下回っていた。