西松建設中部支社 森田正登所長 最大の建築工事に挑む

中部

西松建設 森田正登さん

 東海太田川駅西土地区画整理事業地で延べ16万平方㍍を超える、マルチテナント型物流施設の建設を任された。「中部支社の歴史の中で最大の建築工事になる。手探りの状態ではあるが、あまり考えすぎると悪い状況に陥ってしまうので、目の前の仕事を一つ一つこなしながら進めていきたい」と話す。  工期が厳しくなる可能性が高い現場。対応については、ユニット化を推進するという。「人材確保が困難な現状では、現場に作業員さんを大量に配置できない。現場での作業を減らし、品質の安定化や工期短縮を図るために、サイトPC工法や先行地組配筋を導入して、省力化と省人化を図っていく」。1年前から練ってきた計画を実行に移す準備は整った。  現場の隣接地では、大学キャンパスや商業施設の開発事業が同時に進んでいる。「周辺現場と連絡を取りながら、無事故・無災害で安全に工事を進めることが重要。笑顔で完成を迎えるために最善を尽くす」と所長にとっても最大のプロジェクトに挑む。岐阜県出身。57歳。 (名古屋支局=徳山貴史)