天理市 小学校2校建て替えプロポを9月26日公告

大阪
 奈良県天理市は、DB方式で実施する山の辺小学校と柳本小学校の建て替え事業の事業者を選定する公募型プロポーザルをいずれも9月26日に公告する。参加表明は10月17日まで受け付ける予定。2校とも2028年9月の供用を目指す。  事業では、両校で校舎棟の建て替えとビオトープ、駐車場の再整備を基本とし、既存の屋内運動場やグラウンドなどは継続して利用する。また、同事業に合わせて、それぞれの小学校区で老朽化が進んでいる公民館を小学校校舎内に併設する。建て替えにより撤去する既存校舎などは、市が別途解体工事を発注する。  山の辺小学校の所在地は別所町380。事業用地面積は1万8450平方㍍。主な既存施設は校舎1(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1519平方㍍)、校舎2(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1536平方㍍)など。  柳本町小学校の所在地は柳本1231。事業用地面積は1万0400平方㍍。主な既存施設は校舎1(鉄筋コンクリート造4階建て延べ1903平方㍍)、校舎2(鉄筋コンクリート造3階建て延べ1264平方㍍)、校舎3(鉄筋コンクリート造4階建て延べ829平方㍍)など。  新校舎は、地域環境と調和するスケール感として、低層(1~2階建て)の木造や軽量鉄骨造による建築とし、耐用年数は30年程度以上を想定。また、子どもの数の減少や高齢化の進展など、将来の人口動態の変化を見据え、各教室の用途変更を可能とする柔軟な計画を期待する。  議会の議決を経て26年3月に基本協定を締結し、26年4月~27年3月にかけて基本設計・実施設計、27年4月~28年7月に工事を実施する計画だ。