大和ハウス 相模原に延べ7・7万㎡の物流施設

神奈川

完成イメージ。施設の一部にはレンタルラボを設け、企業間の交流を促す

 【相模原】大和ハウス工業(大阪市北区梅田3ノ3ノ5)は、相模原市中央区で延べ床面積約7万7000平方㍍のマルチテナント型物流施設「DPL相模原Ⅱ」を新築する。設計・施工は直営。9月16日に着工し、2027年9月末の完成を目指す。施設の一部にはレンタルラボを設け、さがみはら産業創造センター(相模原市緑区)との協業により企業間の交流を促す。  「DPL相模原Ⅱ」の規模は鉄骨一部鉄筋コンクリート造5階建て延べ7万7730平方㍍。倉庫部分の面積は約6万7000平方㍍で、最大で7区画に分割可能とする。飲料や鉄鋼・金属などの重量物を扱う企業の入居を想定し、最大床荷重は1平方㍍当たり2㌧に設定する。共用部にはラウンジやトラックドライバー向けの休憩室を設ける。  また、走行路としてランプウェイ2本を設置。1~4階に地上から直接アクセスができるようにする。従業員用の駐車場は212台分を確保。  神奈川県が推進する「さがみロボット産業特区」内に位置しているため、5階には起業家やスタートアップ、ベンチャー企業の成長を支援するレンタルラボを併設する。面積は7657平方㍍。約200平方㍍の小規模な区画に分割も可能で、最大26のテナントが入る。  運営はさがみはら産業創造センターが担当。約180席のラウンジや貸会議室4室も整備し、同センターが運営する他施設とも連携して企業間の交流を促す。  建設地は相模原市中央区南橋本4ノ79ノ1の敷地3万3567平方㍍。圏央道の相模原インターチェンジと相模原愛川インターチェンジから約5㌔の場所にあり、関東圏の広域輸送や中部圏の輸送に対応できると考えている。