静岡市 9月補正に東静岡駅ペデストリアンデッキなど追加

静岡
 静岡市は、東静岡地区ペデストリアンデッキ整備事業に2029年度までの債務負担行為で25億1000万円を計上する25年度一般会計予算9月補正予算案をまとめた。25年度一般会計に58億3026万円を追加し、一般会計総額を3972億9040万円とする。特別会計や企業会計の補正予算は今回は組まなかった。  JR東静岡駅近くに建設するアリーナと東静岡駅、静岡鉄道長沼駅をペデストリアンデッキで結ぶ計画で、このうちアリーナ建設予定地内の部分をアリーナ建築と一体的に整備するための予算。  ペデストリアンデッキは延長約200㍍、幅員約8㍍、公共通路部分の面積は約1600平方㍍。26~27年度に設計し、28~29年度に建設する。8月8日に公告した「静岡市アリーナ整備・運営事業」で提案を求めており、内容を踏まえてアリーナと一体的に整備する。  ペデストリアンデッキを単独で整備した場合、最大25億1000万円を見積もっているが、アリーナと一体的に建設することでこれより安価に済むことも想定している。  この他、新スタジアム建設の最有力候補地としている、JR清水駅東口付近のENEOS所有地の利用検討に500万円を計上。市は、新スタジアム建設とIAIスタジアム日本平の大規模改修のどちらかを行うかを、26年3月までに決定する。そのため、IAIスタジアム日本平を大規模改修する場合の費用精査に500万円を充てる。  清水区三保貝島地区の、中部電力が所有する土地に建設発生土を受け入れて土地整備などに活用するための事業には、測量や境界確定、分筆登記、土地賃借の費用2650万円を盛り込んだ。  小中学校の体育館への空調設備設置には2億1000万円、清水区内の小学校の給食調理室への空調設置には6630万円を計上した。  一般会計全体で、24年度の9月補正予算では59億2235万円を追加しており、それと比べると1・6%(9209万円)減少した。

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