建設コンサル・測量・地質調査 事業者数は横ばい
神奈川
神奈川県内に主な営業所がある「建設コンサルタント」「測量業」「地質調査業」の2024年度の登録業者数は、前年度に比べて1者減の662者だった。測量業が2者減の531者、建設コンサルタントが1者増の89者、地質調査業が変わらずの42者。前年度は全業種で合わせて2・6%に当たる16者が減ったのと比較して、ほぼ横ばいの動きとなった。国土交通省がまとめる3業種の登録状況の分析から分かった。
過去20年の推移を見ると、県内の測量業で最も業者数が多かったのは05年度の566者。長年550~560者程度で増減を繰り返していたが、21年度から減少傾向が続く。特に前年度は14者減と大きく落ち込んだが、24年度は2者にとどまった。24年度の全国の登録業者数は前年度比164者減(1・4%減)の1万1313者。過去20年のピークだった03年度は1万4750者で、以降漸減傾向にある。
県内の建設コンサルタントは、09年度の71者を底に増加が続いていたが、17年度の96者を境に再び減少傾向に転じている。24年度は1者ではあるが4年ぶりに増加した。全国の24年度の業者数は前年度比2者減の3930者。最も多い05年度の4214者と比べると、6・7%に当たる284者減少している。
県内の地質調査業は、23年度まで2年続けて減少したが、24年度は横ばいだった。最も業者数が多かったのは03年度の50者。25年度時点ではこれに比べて8者(16%)少ない。06年度以降、42~45者で推移している。全国の24年度の業者数は9者(0・7%)減の1221者。最も多い05年度の1390者から169者(12・3%)減少している。
