県建協と県産連 県の施策及び働き方改革・生産性向上の講習会開催

四国

伊予市で開かれた講習会

 愛媛県建設業協会(浅田春雄会長)と愛媛県建設産業団体連合会(西岡義則会長)は、「愛媛県の施策及び働き方改革・生産性向上に関する講習会」を県内3カ所で開催した。  冒頭、愛媛県建設業協会の関谷慎吾常務理事が「人材不足が喫緊の課題であり、その解決策が命題となっている」とし、「この講習会を通じて、各企業は何に取り組むべきかを考える機会にしてほしい」などとあいさつ。講習会に移り、まずは愛媛県土木部土木管理課の担当者が、建設業の就業者の減少や高齢化が顕著なことに加え、他産業と比べて労働環境が厳しいことなどを説明。それらの改善に向けて県では、ICTを活用した生産性・安全性の向上を推進しており、総合評価落札方式での新たな加点制度などを解説した。また、労働環境の改善策の一つとして、全工事で週休2日(土・日曜日の現場閉所)を目指していることも伝えた。  続いて、「外国人材の受入・定着支援について」、愛亀(松山市)が取り入れている「建設ディレクター制度の活用事例」、西日本建設業保証愛媛支店から「ASP(工事情報共有システム)」の説明などがあった。