丹後震災記念館 利活用に向けサウンディング

大阪
 京都府京丹後市は、丹後震災記念館を耐震化した上で有効活用する手法を検討するため、サウンディング型市場調査を行う。民間事業者の発想やノウハウにより、自ら事業主体となって同館を利活用する意欲のある事業者・団体などから広く意見や提案を求める。エントリーシート兼アンケート用紙の提出期限は9月18日午後5時。サウンディングは9月19~26日に行う予定。結果の公表は9月下旬~10月上旬の見込みだ。  対話内容は①施設の利活用の方針②これまでの経験③参画可能性のある事業手法(譲渡、賃貸借、指定管理など)④③の場合の条件(譲渡金額の見込み、賃借期間、指定管理料など)⑤収益事業(自主事業)のアイデア⑥地域貢献に対する考え、提案⑦行政に求める支援、配慮⑧想定されるリスク―など。  丹後震災記念館は、鉄筋コンクリート造地下1階地上2階建て塔屋付き延べ712平方㍍。丹後震災の記憶を後世に伝えるものとして、1929年に京都府が建設。55年から峰山町中央公民館と峰山町立図書館が利用し81年からは峰山町錬成道場として使用。2011年度に耐震性能不足と診断され、12年度から立入禁止とし、現在に至る。丹後震災記念館の耐震化を目指すとともに、その後の新たな利活用に向けた検討が必要となっている。  所在地は京都府京丹後市峰山町室1198。  任意の現地見学会を予定しており、9月4日午後5時まで京丹後市教育委員会事務局で申し込みを受け付ける。