岡山国道 CP岡山・早島施設規模他を審議

岡山

第2回コネクトパーキング岡山・早島成美事業計画検討会

 国土交通省岡山国道事務所は9月1日、第2回コネクトパーキング岡山・早島整備事業計画検討会を開き、配置計画(マス数)・施設規模、アクセスルートなどを審議した。今後は、2025年度内に第3回検討会を開き、市場調査(マーケットサウンディング)検討と実際の調査を実施する予定で、26年度には第4回検討会で市場調査結果を踏まえて施設機能の精査を行い具体化を目指す。  樋口恒一郎所長は「コネクトパーキングは、全国で検討されており今後の物流を支える非常に大切な施設となる。岡山県内での設置に立ち会う機会となるので積極的なご意見をお願いしたい」とあいさつした。  審議内容として示した配置計画(マス数)は40マス。全駐車マスをダブル連結トラック対応で、駐車角度60度で別ヘッド交換可能なレイアウトとし、誘導斜路、操作場所、停留場所とならないスペースの利用送信施設も配置可能とするもの。  施設規模は、NEXCO設計要領に定めるSA・PA内の施設面積や事業予定地周辺との機能整理などから、施設面積約2700平方㍍が妥当とした。施設内容の精査では、トイレ、道路情報提供、中継作業スペースは必須な他、休憩施設、自販機、食堂、売店、宿泊を伴わない入浴・シャワー、コインランドリー、事務室、洗車場、給油所については市場調査で必要性を検討する。宿泊施設や仮眠施設は、近隣機能があるため不要と想定している。  中継作業スペースでの貨物積み替えは、ウイング車同士で最大13組、リヤドア同士で最大20組の積み替えが可能と想定。  アクセスルートについては、早島IC(インターチェンジ)が最寄りとなるため、同ICから国道2号上りの場合には、主要地方道箕島高松線との交差部を経由してダブル連結トラックも回転(Uターン)し国道2号下りへ抜け、通常の下り側路線と同様にコネクトパーキング岡山・早島にアクセス可能とする案を示した。  市場調査は、効果的で効率的な設計・建設や維持管理・運営、民間事業者が参画しやすい公募条件検討の他、収益性の高い機能導入、付帯事業の可能性などを探る。25年9月下旬に調査実施要項を公表、10月には調査参加申込みを行い実際の調査を進める予定。  今回の審議内容などは、第1回検討会で意見があった内容をすべて踏まえたものとなり、第3回検討会では、次のステップとなる市場調査の検討・審議内容が注目される。