名駅南の旧・マリエカリヨン名古屋 解体に着手

中部

南側から見た当該建物

 【名古屋市中村区】出雲殿(名古屋市瑞穂区堀田通3ノ11)は、2024年12月に閉館した結婚式場「マリエカリヨン名古屋」の建物の解体に着手した。同社は跡地利用の方針を明らかにしていないものの、名古屋エリアに近い約2700平方㍍の土地の活用には、注目が集まりそうだ。  場所は名古屋駅から南側へ約1㌔の、名古屋市中村区名駅南2ノ7ノ26。市道下広井町線に面し、名駅南四交差点の北側に位置する。建物が建つ約2000平方㍍の土地は東海倉庫(一宮市)、その東側に隣接する約700平方㍍の更地は出雲殿互助会(名古屋市中村区)が保有している。容積率は南西と北東側で分かれており、下広井町線に面した南西側は700(地区計画基準は600)%、北東側は600(同500)%となっている。  解体中のマリエカリヨン名古屋の規模は、鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上8階建て延べ1万3677平方㍍。施工はCVC名古屋支店(名古屋市千種区)が担当しており、2027年8月末に完了する予定。