鎌倉市 9月補正予算案に旧諸戸邸増築棟解体・工事費など計上

神奈川
 鎌倉市は、9月補正予算案で旧諸戸邸増築棟解体と防災対策の工事費を増額した他、一般廃棄物積み替え施設移転に関わる基本設計費の債務負担行為を設定した。  旧諸戸邸増築棟解体と防災対策は入札が不調となったため、工事費を2333万円増額し、総額を6953万円とする。議決後に再公告する方針。  一般廃棄物積み替え施設移転に関わる基本設計費は2025~26年度の期間に限度額4783万円を設定。議決後に基本設計委託の入札を公告する。施設は2棟、規模は軽量鉄骨造約2500平方㍍。1棟が不燃ごみ、1棟が植木剪定(せんてい)材の受け入れ施設となる。27年度に実施設計を委託し、28~29年度で建設する予定。  その他、保育対策総合支援事業費補助金に4078万円を計上。小規模保育施設の整備を検討する事業者と26年4月以降の開所に向けた協議を行っている。協議が整い次第、速やかに施設整備に着手する。  樹木伐採などの委託料は749万円を増額、総額1199万円とする。倒木した場合に緑地の隣接地に影響を及ぼす可能性がある危険な樹木の伐採について、26年度以降に対応予定だったものを本年度に前倒しする。  鎌倉消防署各所修繕は845万円を追加し、総額1845万円とする。風呂場、洗面脱衣所・更衣室、仮眠室について経年劣化が進んでいることから環境改善のための修繕を行う。  下水道事業会計では、下水道管路全国特別重点調査に関わる経費に1183万円を追加。下水道管の状態調査である潜行目視調査の結果に基づいた路面空洞化調査に必要な経費を補正する。  公共汚水升設置に関わる経費では655万円を追加し、総額1480万円とする。本年度実施予定の3カ所のうち、城廻で設置予定の公共汚水升について推進工法に工法変更するため経費を補正する。